「着いたぞ。」







必死に思考回路が変な方向にいかないように粘った挙句どうにか家に着いた。








先生にお辞儀だけして家に入るとお母さんが玄関に立っていた。








「お母さん、どうしたの…?」







「凜が帰ってこないから心配したのよ。無事でよかった…。」








下校時刻からたった3時間過ぎただけなのに…、なんて思いながらもお母さんに笑顔を向けて自分の部屋へと向かった。