─激愛─

─────なんで、お母さんの名前…?






もしかしたら同じ名前の違う人かもしれないけれど、好奇心でもう少し此処で隠れて聞くことにした。








「やっと出れたんだ…!!あいつ…なんて…!」








どうやら男の人はどこかに閉じ込められていたらしい。








─────何の会話…?







よく聞こえないので、私はもう少し前に歩いた。









「ガサッ…」








途端、足元の枯れ葉を踏みつけてしまい咄嗟に近くにあった草の陰に隠れる。