─激愛─

「優希、家に帰ろう。裕福な暮らしなんてさせてあげられないけど…、少しでも心の癒しになるんじゃないかしら。」





心配な顔で言ってくれるお母さんを断ることも出来なくって…、でも巻き込みたくなくって…、私は迷った挙句一旦帰ってから考えることにした。





「優希さん、またなにかあったら警察に言って下さいね。今は…、証拠がなくって逮捕出来ないけど…。」




遠慮がちに言われて、「大丈夫です。」と答えて私達は病院を後にした。




「優希、本当に大丈夫なの?」




帰りのバスの中でお母さんにそんなことを聞かれて…、大丈夫ではなかったけれどお母さんに会えたことで少し安心できた。




それに、バスの中には憐の姿がなかったからひとまずは大丈夫そうだった。