学校からちょっと歩いたところに公園がある。 ひとまず、そこで休むと言い出した。 まぁ、確かに今は7月。 猛暑ということもあり、出かけるのは気がひけるほど。 「ここで待ってろ」 私はその公園のベンチに座らされ、待つことに。 少しして、神谷くんが戻ってきた。 「ほら」 そう言って渡されたのは、冷たい缶ジュース。 「ありがとう」 「・・・別に」 そのときちょっとだけ、神谷くんの頬が赤くなったのを私は見てしまった。