地図もらったから分かったことだけど 「私の家と近いじゃん!」 神谷くんの家は、私の家から数分で行ける距離。 「インターホン押すのに時間かかりすぎ・・・」 自分でも呆れた。 インターホンくらい、さっさと押せばいいのに。 それが出来ずに、玄関の前で固まってる私。 「何もしないほうが、断然怪しく思われちゃうよぉ」 若干涙目になりながら、押す覚悟を決めた。 別に、押したら怪獣が出てくるとかじゃないんだから。 平常心、平常心。 「えいっ」 ----ピーンポーン ついに押した。