〜Memory〜




どれぐらい時間が経ったのだろうか
あいかわらず店のなかは人で
溢れかえってるけど
あたしはいつのまにかテキーラを
なん杯も飲んでた

横を見ると完全に陸がよってた

「ねぇねぇ、琉華ちゃんってさー
らんでしょんなにかわぃーの?
俺琉華ちゃん超タイプなんだょねー」

なにこいつ
呂律まわってねーし
これで人のことお酒弱いとか
いってたわけ?
笑えるんだけど


「ねぇ琉華ちゃんトイレ
連れてってよおー」

「自分でいけるでしょー?」

「だってひとりじゃあるけ
らいもーん」

こいつ確かに呂律まわってなぃけど
顔は全然赤くないし、みる限り
そんなに呑んでもなぃから
まだ意識は絶対ぁるはず!

「ねぇー琉華ちゃんはゃくー」
子どもみたぃ駄々をこねる
陸をみてたら自然と母性本能が
でて、しかたなく陸を支えて
トイレまで連れてってぁげた

「じゃーあたしここで待ってるから」

「だーめ!琉華ちゃんもはいって
おーぃで」

「えっちょっ!」

そういってあたしの腕をおもいっきり
掴んで陸はあたしを男子トイレの
なかに引きずりこんだ

腕を壁におしつけ
じっとあたしをみる陸

陸の唇が超近距離にぁる

「琉華ちゃんってさー
彼氏とかぃんの?」

「彼氏ぃたらここにきてる
わけなぃでしょ?」

陸があたしになにを求めようと
してるのか体に染み付くほど
わかった

お酒の力もあって
あたしの悪い癖がでた

自分から陸の首に手を回して
自然に目をつむった

すると陸は狼のように返信
して、Dちゅーしてきた

陸の手があたしのワンピのなかへ
はぃる
それは徐々にあたしの体のしたに
いった

だけど、ここで全部陸のおもうよぅに
させたらなんだかつまんなぃから
あたしはすぐに陸を突き飛ばした

陸はびっくりしたような顔で
こっちをみている

あたしはもう一度陸を抱きしめ
耳元で
「続きはあとでね?
場所勝手に決めといて」

陸はまさにこの言葉を待ってました
といわんばかりの顔でガッツポーズを
とり、そのあとふたりは何事も
なかったかのよぅにボックス席に
戻った