…―――だからもちろん
母「ふふっ
芽瑠ったら楽しむ自信はあるようね」
父「そうだな、誰に似たんだか、」
母「でも今のあの子見てると本当、楽しそうで自然と感情も戻ってきてるみたいね」
父「本当だよ、本人は気付いてはいないだろうが…
あんなに笑ったり怒ったりするのを見るのは、美空高校に転入するって言った頃からだな」
母「…だから“あの”計画の事聞いたらまた前の芽瑠に戻るんじゃないかしら…」
父「計画の事を聞いて多分芽瑠は後悔するだろう…
…だけど明日からは何がなんでも楽しむんだ!!
もう最後かもしれないからな………」
お母さんとお父さんがあたしの居なくなったリビングでこんな話をしていたことは知るワケも無かった―――…