今、あたしは数ヶ月ぶりに自分が総長を努<ツト>める
“龍帝”
の倉庫に来たのだが……
目の前のコイツ……
あたしの幼馴染み兼<ケン>
龍帝 副総長の帝王<テイオウ>
の豊崎 哉太-トヨサキ カナタ-は、あたしに気が付いてない様子……
芽「おい。
テメェ誰に向かってそんな口きいてんだ!」
哉「え、…は?『誰に向かって』って……誰?」
まだ分かんないか!!
芽「ざけんなよ?ここの総長は誰だ。」
哉「唯木芽瑠ですが?」
コイツ……覚えてるし!
芽「それはあたしだよー!!!総長の顔忘れたんか!!」
哉「……え?お前頭おかしいだろ……
芽瑠は女、お前は男だし」
芽「……え?」
哉「は?」