―…そして、現在。 「君、可愛いねー!!名前教えてよ?あとメアドも。」 …………怖い。 「…………。」 「ねー聞いてる?」 黙々と無視を続ける私の顔を男の子は覗き込む。 そしていきなり、その男の子は私の腕を掴んだ。 「……や、だ」 廻る視界。 私を襲う吐き気。 ぼやける意識。 ―…あ、もうだめだ…… 私は反射的に意識を手放したようで。 気付くと、保健室のベッドの上でした。 .