「すぐ帰ってくるから、ここで待ってて。」 そう言って私に背を向けて歩き出す高橋くん。 …トイレかな? そう思いながらも近くにあったベンチに腰を掛ける。 ―…周りカップルばっかじゃん。 周りから見たら私たちも付き合ってるように見えたんだろうな。 まぁ私たちは本当のカップルじゃないんだけどね。 でも、高橋くんは別に嫌な感じしないし。 …ま、いっか。 .