「お母さん達アメリカに住むから♪」

手を顔の横に添えてニコリと笑いながら言うお母さん。


え・・・。今なんて言った??

ちょ、ちょっと待って・・・。

「な、なんで・・・??」

「なんで?って、お父さんが仕事の事情でアメリカに行く事になっちゃったの。だから、お母さんもついて行くことにしたの。」

ふふっと笑うお母さんが悪魔に見えた。

「あ、あたしは・・・??」

もちろん一緒に行くよね??


「ひよりはここに居てね♪だって、学校があるじゃない?」

もぉ、何がなんだかわかんない・・・。


「大丈夫よ、ちゃーんと同居人も準備してあるから♪♪」

そこでわたしの記憶が途切れた。