そうして、あっと言う間に土手についた。 みんな寝転がる様子が微笑ましい。 「凛花もおいでー!」 坂本 穂乃佳が私に声をかけた。 「今行くー!」 といい、私は穂乃佳の隣に寝転がった。 そこには。 一面の、星 。 キラキラと、どの星も懸命に光っている。 きれいだなー… この星空をなんて表現すればいいのか分からなくて、私は見入ってしまった。 いつからだろう。 いつの間にか、私は穂乃佳の隣にいる拓海のことを見ていた。