すると倉庫の奥の方でガタンッと大きな音がした。


「…誰ダ?」


いち早く反応したエイトは音がした方へ走って行く。


ったくマジ足速ぇな。



「おいっ、エイト……て、あ?」

「……」


急いで追いかければ隅の部屋、所謂総長部屋とかそんなんだろう。

そこに血だらけの男が立っていた。


顔はフードを深く被っているため見えない。
全身黒の格好だが血の為更にドス黒く見える。

エイトはソイツと対立するように立ち、威嚇しあっている。