「姫、お元気そうで何よりです。そんなことより、この方は?ま、まさか、新しい下僕を……!!」 「げ、下僕って俺?」 2人に見つめられてさらに1歩後ずさる。 まずい。すっごいまずいことになった。 なんでここに、このタイミングで、この人が来ちゃったんだろう。 「姫」 「佐々木?」 「……へ、部屋でお話ししませんか」 責めるような視線を振り切って、私はドアを開けて部屋の中へと逃げ込んだ。