夏の終わり










お互いが違う方向に歩き始める。




あたしは振り返らなかった。




一生懸命振り返りたい衝動を

押さえ込んでいた。







だから、紫苑が振り返ってくれてたのかは


分からない。






あたしは


顔をあげて



つぶやいた。