夏の終わり






もう、あきらめよう。






「分かった。




ばいばい」






背を向けて靴を履きだしたときだった。







「一緒に帰っちゃろうか?」




「え!?」



嬉しくなって慌てて振り返る。



「いいの!?」





「しゃあなしやで」



そう言いながらやっと

立ち上がってくれた紫苑。