「⁈」 その時…玲衣の手が あたしの腰に回ってきた。 嬉しくて、また玲衣にギュってできて 涙がもっと溢れた。 「たく…なんで泣くんだよ 相変わらず泣き虫」 そう言って意地悪そうに笑った。 「い…いつもの…玲衣ぃぃ」 「意味わかんねぇっての はいはい。取り敢えず部屋もどんぞ? お前は倒れたっつーのに」 そう言うとあたしの身体は宙に浮いた。 「え?!」 「病人はおとなしくしてろ。」 そう。 玲衣にお姫様抱っこされた。