最後のニケツを惜しむように あたしは玲衣に強く抱きつく。 いつもより早く家を出て 予鈴に慌てながら通った道に ゆっくりと自転車を走らせる玲衣。 そんなことで、玲衣も名残惜しく思ってるんだなぁって思うと笑みがこぼれる。