前に立つ玲衣に抱きつき顔を埋める。 ダメだって分かっていても… 何年経っても… ダメなお姉ちゃんでごめんね。 心の中で何度も繰り返す言葉。 そんなあたしの腰に片手を回して もう一つの手で頭を撫でる玲衣。 曖昧で心がギュッと締め付けられて 好きと言葉にしてはいけない。 兄弟にも恋人にも なりきれないあたし達。