「はぁ…っはぁ…
 さっきの…どういうことだよ!!」


息を切らして
あたし達に駆け寄る礼衣…


「今度こそは教えてよね」



ツンとしたいつもと変わらない
態度の明奈…



「ねぇ…どうしたの?」



おっとりでも真剣に
尋ねる夕陽…



「・・・。」



無言で見つめる翔太…



「いえよ…
 俺は友情までこわすつもりはない…」



優しい言葉で背中をおしてくれる
五十嵐さん…いや…お父さん。