あたしが行きついた先は
あの川沿いの丘だった。


川は何も変わることなく
ただただ流れていた。


自分の儚さを知った。


もう少しうまくできたんじゃないか
と言う後悔もあった。


なんで玲衣と兄弟なんだって
顔も知らない親を恨んだ。


なんで玲衣と付き合ったんだって
幸せな頃の自分を呪った。