Only One──君は特別な人──

「気分が落ち着くまで一緒にいるから」

「はい」


それから、あたしと大野さんは喫茶店に入ったんだけど……。

会話が何もない!!


2人ともコーヒーを飲んでいるだけ。

それもそのはず。

2人の関係は会社の先輩と後輩。

プライベートな話を一切したことがないんだから。


どうしたらいいんだろう?

喫茶店で職場の話なんてしたくないし……。


せめてここに由美子がいてくれたら、会話も何かしら生まれるんだろうけど。

コミュニケーション能力のなさに泣けてくる。


大野さんを退屈させてるみたいで、申し訳ない気持ちになった。