「ムキになるなよ。」 「うるさいバーカ、バカ葉太。」 「おまっ、うっせぇバカ希龍!」 あたしから手を離して椅子に座った希龍くんは、葉太を見て笑う。 「安田、カレー食べたい。」 そして急にそんなことを言った。 「俺も。」 葉太まで。 今の仲直り? 男の子ってよく分かんないなぁ。 「はいはい。カレーな。 」 まぁ、みんな笑ってるからいいか、なんて。 ‐END‐