お父さんの彼女なんかに取られてたまるかっ!!(仮)



「咲華。待って下さらなぁい?」


 真矢のヤツ、足を止めやがった。


「何よ。まさか、あのハゲにNINEのIDを教えるつもりなの?」

「違うわよぉ。車を待たせておりますの。そちらに乗って行きますわよ」

「……車?」

「そうよぉ。ほら、あそこに停まっていますでしょう?」


 真矢が指を差した方向を見てみると――