「ひなー、まだぁー?」


「ちょっ、ちょっと待って!」






しばらくすると


ドア越しに聞こえた大きな深呼吸。




カチャンー




風呂場のドアが小さく開く。





いつもおろしてる髪を


おだんごにまとめて




華奢な身体にはバスタオルを巻いて




まだ湯船につかってもいないのに


顔を真っ赤に染めて





いじらしく俺を見る陽南は





最高に可愛い。






てかエロい。






やべ


ちょっと緊張。





「早よ来い」





なんだこの口調!





「はぁい…」