王子様と恋したい


屋上で目が覚めたときには、もう夕方になっていた。



そのまま春たちと一緒に龍炎の倉庫に行った。


倉庫には蓮が幹部室のソファで寝ていたが優の姿が見つからない…




「あれ?優はどこ行ったんだろ…」



あたりを見回しても見当たらない。



昴「多分、上だろう…。」



昴が指差した先は、倉庫の屋上だった。



春「優は拗ねるとすぐそこ行くもんね〜〜」



春の話しによると、何かあると屋上へ行きそこから見える海を眺めるらしい。




意外にもロマンチストなんだな…
まぁ、とりあえず心配だからわたしも行ってみよう。





「ちょっと行ってくる。」





そう一言いってから、屋上へと繋がる階段へ足を進めた。