春も気を取り戻したので、話しを戻そう。
「ねぇ、帰りたいんだけど…」
わたしは心底迷惑そうな顔をして彼らを見た。
蓮「……だめだ…」
ねぇ、わたしそろそろキレてもいいかな…?
言いよね?てか、言わせて頂きます。
キッ
わたしは、蓮を睨み胸ぐらを掴んで無理矢理視線を合わさせた。
「さっきから黙って聞いてたけどねぇ?何なのあんた⁈単語しかしゃべれない訳⁈⁈口があるでしょ!口が!!!!!!…説明不足なんだよ!もっと詳しく簡潔にわたしが納得いくようにしゃべろ!!!わかった?!」
あ…
思わず声をあげすぎちゃった気がする…
やばい。非常に気まずい。。
ブッ
え…?今、こいつ笑った…?
気のせいかと思ったけど、聞こえたのは蓮の笑い声だった。
蓮「ブッ……クックッ…まじお前おもしれぇ。気に入った、お前は今日から俺らの姫だ!!」
春「やった~!なっちゃんなら大歓迎だよ~♪♪」
優「はぁ⁈⁈マジで言ってんのかよ!こんな野蛮野郎が姫⁈⁈」
光「これから毎日、夏希との熱い日々が過ごせちゃうな〜~」
昴「……蓮は言い出したら聞きませんからね……。」
は?なにこいつら。
本当にまじなんなの?
馬鹿?うん、馬鹿だよ。
