王子様と恋したい



「では、自己紹介も済んだので失礼させてもらいます。…助けてくれてありがとうございました。」



軽く会釈して倉庫を出ようとした。
だって、他のチームの倉庫で世話になるのは気が引ける…



なのに…何でこの人たちはわたしの心を察してくれないのだろうか…



春「なっちゃんストップ〜!ここはまだ通せんぼだよ?」



うっ…
涙目で上め使い、、可愛いんですけど!!!





ムギュ






思わず抱きしめてしまった。





「「「「「⁈⁈⁈⁈⁈」」」」」



わたし以外の五人は驚いて口をぼけっとしている。



春は、わたしの腕の中で真っ赤になって気を失いかけていた。




「え⁈春?…大丈夫?(そんなにわたしの体温は高かったのだろうか…)」



(いや、違うから…!!!)



どうやら、このお姫様は天然無自覚みたいでした。