王子様と恋したい


春「え!なっちゃん、僕らのこと本当に知らないの⁈⁈」



なっちゃんって…
まぁ、別にどうでもいいけど。
しかも本当にこいつらが龍炎って以外は何も知らない。



「当たり前でしょ。昨日転校したばかりなんだから。」



蓮「俺のことも知らないか…?」



終始無言だった金髪男がいきなり口を開く。
あ、さっき助けてくれた男だ。




「知らない…でもさっきは助かった。ありがとう。」



わたしは深々と頭を下げた。



蓮「別に…たまたまいただけだ。それより自己紹介まだだったな。…俺は堂西蓮…龍炎の総長をしている…蓮でいい…」



あぁ、こいつが総長か…。
そういえば昨日倉庫で引きとめられたな…



優「俺は宮下優だ!優様って呼んでもいいぞ!ちなみに副総長だ!!」



あぁ、うざい。まるで猿だ…




光「は〜い、次は俺~。主に作戦とかを考える役割してる新井光!光って呼んでね〜。夜の相手ならいつでも募集中~」



異様にフェロモンたっぷり…
寒気がする。