さて、こいつらをどうやって追い払おう… 手を出すのは、流石にまずい。 わたしが蝶月ということはバレたくない やっぱ逃げるしかないな。 わたしは逃走をはかろうとしたら、 一人の男が右手からハサミをとりだしてきた。 一気にあの日のことがフラッシュバックする。 『あんたのことが大っ嫌い』 脳裏に浮かぶ不敵な笑顔… わたしは思わずその場にうずくまってしまった。