王子様と恋したい


そして一人の男がニヤニヤして出てきた。


「おや〜。その格好は県トップの龍月じゃん~!ラッキー!これで俺は県トップに立てちゃうわけだ〜」



なにコイツ…
頭いかれてやがる。


そいつの持っている鉄パイプから垂れる赤い液体…。


わたしの怒りはもう誰にも止められない



「潤。俺が呼ぶまで絶対手出すなよ。他の奴等もわかったな‼」



そう言い、わたしは鉄パイプをもつ50人くらいの奴等に拳を向けた。



そして、龍雷の奴等も一斉にわたしを攻め出した。



ドガッバキッ



「遅い…」



いくら武器を持ったってNo.4だ。
No.1のわたしにかなうはず無いじゃないか。


馬鹿な奴等…



淡々と拳を振り上げていたら、ついに残りは龍雷の総長とわたしだけになっていた…


「ねぇ?もう終わりなの…つまんないなぁ。雑魚がっ…」


わたしが挑発するように睨むと、龍雷の総長は急に高らかに笑い出した。




「アッハハハハハハハ~。雑魚?なにいってんの?雑魚はお前らだろ…?ねぇ………死ねよ?」



そう言った瞬間、奴は刃物をわたしに向け走ってきた。





『危ないっ!!!!』