王子様と恋したい


ガッシャーン



わたしはバイクごと倉庫へ突っ込んだ。
後から潤も下っ端も倉庫に入ってきた。



そして、目の前の光景を見て言葉を失ってしまった。



「……ッ…」



ひどい。ひどすぎる…
床に倒れているのはきっと大半が龍炎の奴等だろう。



そして、龍雷の奴等は片手に鉄パイプを持っていた。



わたしは思わずドスのきいた低い声を出し、静かに問いただしていた。



「おい、龍雷の頭はどいつだ。今すぐ出て来い‼‼」