あれから一週間が経とうとしていた。





あの日の出来事が頭から放れなくて、俺は“あの子”を探していた。





そんな中、誘われた合コン。
まったくといって行く気がなかったけど、人数合わせでどうしてもと言われて仕方なく参加することになった。





居酒屋でご飯をたべて、二次会はカラオケという何とも色味のない合コン。





カラオケに移動している最中、女の子が隣を歩いて俺に話しかけてきた。



「ねぇねぇ、秀人君って彼女とかいるの??」




「え、いや・・・」





そう聞かれ、一瞬あの子の顔が過った。



いやいやいや・・・・ちょっと待てよ、俺。

一回しかあったことない子のこと考えてどーすんだよ。

もう絶対会えないのに。