私はこんな性格だからか、よく面倒事を頼まれていた。
委員会や実行委員、面倒なことや行事ごとになると、
みんなは私に仕事を押し付けて来た。
それは私が嫌だと断れない性格だったから。


怖かった、嫌だと言うことが・・・


別に虐められるわけでもないんだろうけど、
『何故しない?』と、呆れられたようなため息を吐かれる。
冷たい目で睨まれる、まるで私が悪いことをしたかのような、
そんな重い空気が耐えられなかった。

これ以上、みんなとの距離を感じるのが怖かった。
だから私は断ることもできず雑用を引き受けた。


一年生の時からそうゆうことが続いていて、
二年になってもやっぱりこうゆうことになった。


私は変われない・・・


また、面倒事を押し付けられて過ごしていくんだ。


私は何も変われない・・・


こんな私だから柊哉のことが羨ましかったんだ。