どうせ柊哉とは結ばれないんだし、
13歳も年の離れた弟の様な存在、
私だけがいくら想っていても、
その想いは実るわけじゃない。

誰も応援なんかしてくれないし、
認めてもくれないだろう。


それに柊哉だって私のことなんか・・・



それならこの辺で身を固めるのも悪くない。
仕事も安定しているし、エリートらしいし、
将来お母さんのことも面倒見てくれるって言ってるし、
結婚相手としたら何の問題もない人だ。


好きな人と結婚するなんて時代はもう終わった。


安定した結婚することが一番の親孝行なんだ。

それが私にとっても一番幸せなんだ。

一番幸せ・・・なんだ・・・


柊哉・・・