今私達は広場にいる。 蓮覇は茂みに隠れてて、 私と古谷はおとりでベンチに座っている。 「暗くなってきたな・・・。」 「もうすぐ予定時間だよ。」 「大丈夫、明日香?」 「古谷君こそ。」 いきなり背筋がぞくっとするこの気配。 「来た・・・!」 「何が、明日香!?」 やっぱり古谷には分かってない。 蓮覇も気づいてないか。 「蓮覇、敵が来た! 古谷を頼む!」 「な・・・、分かった!」 「ちょっと何が起こってるんだよ!」