【短編】こんにちは、妖精。







私を忘れたわけじゃなかった。


私を守ってくれたんだ。



「僕を待っていてくれたのかい?」



すまなそうな顔をして
貴方はいったよね。


「あれから二十年か・・・。

 僕も40歳になったんだよ。」



昔と変わらず貴方は
一方的に話し始めたよね。