俺がいるから

「どーする？」

「この部屋の中から
あいつの部屋探す？」

「まぢかよ…でもそれしかねーか」

マンションのまえで作戦会議をしていると

「だれか出てきた！
あの人に聞こうぜ！」

「すいませーん。
聞きたいことがあるんですけど、
いいですか？」

「あぁ。はい、いいですよ」

すげー金持ちってのはここまで服装が
キラキラしてんのか！？

しっかし…この人…イケメンだ

ぱっちり二重は目ヂカラが強くて
緑の目。
高い鼻に。大きい口。真っ白の歯が輝いていた。

すげーイケメンなのはわかったけど…

なんかこの男…気になる。

なんでだかはわからねーけど。

それにー…

声がどこかで聞いたようなー…





「あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「なんだよ‼急にでけぇ声だして！」

「真司！ちょっと耳かせ！」

「すいませんねっ！
ウチのばか蓮が…ちょっとだけ時間を


…でなんなんだょ。」

俺と真司はイケメン男と少し離れたところに行った

「お前気づかねーのか？
あの男の声‼」

「声？」

「だれかに似てるとおもわねーか？」

「…だれか…似てる…




あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「わかったか！？」

「あぁ!!!!!!
あいつだ！相太と同じ声！」

「お前‼このでかい！」

「あっ！やっべ！」

ちらっと後ろを振り向く。

「いない！？」

「どこ行きやがった！」

結局見つからないまま今日は終わった。