お前は僕の所有物…【BL】

言葉が出ない…

大山を触れば…千佳花の声が聞こえる…
でも大山は千沙斗さんの側にあって…
恐らく電源も切られてる…

「単純な仕組みだよ、耳を引っ張れば
音声が切れるね」

俺が千佳花を利用している?
いく宛がないから…千佳花を利用してる
本当はそうなのかもしれない…
千沙斗さんの言うとおりかもしれない…


「ねぇ…薫君…俺はさ、
二人を引き裂こうとしてる訳じゃない、君が千佳花の側にいる事は反対しない…
でも、千佳花と付き合っているなら
別れて欲しい…意味は言ったよね…?」

「俺は…」

どうすればいい…

「答えは簡単に出るよ、
君はいい子だからね、千佳花の負担になるような事は初めからしないさ…」

「…」

俺は暫く俯いて黙ってしまった…
でも答えなんて…
そこまで言われたら
簡単に出るに決まってる…

「なんなら俺を使って別れればいい」
「えっ…?」
「俺を使って、千佳花と別れればいい
俺は別に困らないからさ」


俺は…また一人になってしまうのかな…

俺は千沙斗さんに「わかりました」
と言うと部屋を出て、泣いた。