「ああああああああ!
やめろ!抜け!離せぇええええ!」
「いいツラだな…舐めたいくらいに…」
「やめろ!!!離せ!!!」

「お兄ちゃん!?待ってて!」
「あああああああああ!」

無理に挿れられたそれは
俺の体に白濁の塊を注いだ…

もう…俺は壊れてしまう…のか…
精神だけじゃなくて…体も…





「薫!!!!」






ああ…幻聴も聞こえる…
大事な大事な…人の声がする…

違うか…
すごく大事“だった”…人の声だ…

「ちか…げ…」

貧血にストレスが乗っかり
さらにその上に痛みが伸し掛かった俺は
もう…限界だった…

このままいっそあの世に行ってしまいたい