先生、教えて。



あたしたちが凍りついて布団の方向を向くと…


「いちごのケーキ…」




詩織は、そう呟いた。






「寝言か、びっくりした」

「ケーキって…」



同時にホッとしたように言い、顔を見合わせて穏やかに笑う。 




「食い意地はってるとこ、どっちに似たんだろうな」


「絶対翔悟だよ、この大食間は」


「うわ、ひでえ!」


「変なとこばっかりお父さんに似ちゃって」


「二菜、俺にそんな口聞いていいの?」


「きゃっ!?」



気づいたら視界がひっくり返り、天井になった。


上から先生が被さって
どちらともなく、キスの続行が開始された。







              おわり。