『おばちゃん――』 「ダメよ」 私が外に出ると申し出た途端に哀しげなオーラを纏う奥さんに、私は何も言えなくなってしまう でもこのままじゃ 全員死んでしまうのだ わかっている… だから 『行ってきます』 覚悟を決めてそう言った ふと見た彼女の頬には光を反射してキラリと輝くモノが一筋 ごめんね そう心の中で思って、私はそっと外に出た