世界の果てで






「ですがっ
わたくしには堪えられませぬっ」

父を亡くした少女が発する

瞳に涙を溜め
今にも倒れそうな儚さを持ちながら

こちらに向かい歩いてくる


「人類を滅したいっ」

綺麗だと思い
同時に醜いと思った


憎しみとはこれ程までに醜いものだったのか


『復讐を果たすなとは言っていない

ただこのままずっと争いを続ければ…
今日この有り様を見ればわかると思うが
異族は滅する』