もう一人の同じ中学だった人に
これまでの経緯を話して
彼の居場所を特定してもらうと、
わたしはそこへ急いだ。


今すぐに会いたい。


会って謝りたい。


わたしのせいで彼の居場所まで
なくなっちゃったんだ。





ーお昼休み


ある場所へ行くと、一人の男の子がいた。


その背中は何だか寂しそうで、
後ろからそっと近づいて触れてみた。


ビクッと震えるその肩。


「あ、ご、ごめんなさい…」