里桜が現れたのは約束の時間の1分前。

「……時間通り来た!!」

「いや、ひどくない翔亜ちゃん~」

「だってあんたと遊ぶとき時間通りに来た試しがないでしょ」

「…いや、それは…」

「一番早かったのでも約束の時間の20分後だったじゃん」

どんだけだ、里桜。

「里桜~☆☆☆」

龍が里桜に抱きつく。

「龍~☆☆☆」







「「暑苦しい」」

「このバカップルどうにかなんないの!?」

それは俺も思うよ、成瀬。

「激しく同意…」

「そこのバカップル、もう行くよ、ほっていくよ、もう知らねぇ」

俺ら2人はスタスタ歩き出す。

「待ってよ~☆☆☆」