――次の日。 あたしは靴箱の影で様子を窺っていた。 現在の時刻は午前6時50分。 学校は8時半からだからかなり早い。 なんでこんな時間に学校にいるか? そんなの簡単。 あたしの靴箱にイタズラしているとしたらのは誰にも見られない朝でしょ。 放課後は部活してる奴がいるしね。 だから、待ち伏せ。 ―――ん? 微かな足音が聞こえた。 来たかな? イタズラ……いや、いじめの主犯さん。