修side 平穏な日常。 だいぶ暖かくなってきた。 時刻は午後4時過ぎ、俺は授業が終わったので家に帰ろうとしていた。 龍は里桜と帰るから俺は一人。 ふと思い立って校舎裏に向かう。 校舎裏の風景は俺の安定剤。 風が頬にあたって気持ちいい。 「…?」 校舎裏に着いて見たのは10人ほどの女に囲まれる見慣れた後ろ姿。 「…成瀬……」