「『King…』」 「そうだ、俺に逆らうことはこの学校から消えると言うこと」 「……」 「普通さぁ…担当してる生徒のことぐらい知っとけよ」 俺は笑ってその場を立ち去る。 そう、『king』の力は絶大だ。 教師を辞めさせることなんて簡単にできる。 だから『king』を狙うものは多い。 ただ自由に生きるために… 俺らは孤独に闘う。 「結局、学力か…それともこれは権力か」 俺はそう呟いて闇に溶け込んだ。