「…ここか?」 成瀬の家の前には確かに小さな公園があった。 遊具もほとんどなくてなんだか寂しい。 公園の一番奥にあるベンチに座る人… 「……見つけた」 見慣れた後ろ姿だった。 見間違えるはずなんてない。 毎日のように目で追っていたんだ… 俺はゆっくりと近づいた。 「……成瀬」 彼女はゆっくりと顔を上げていつものように微笑んだ。 真っ直ぐ俺だけを見て…