お慕いしています、主上。 あなた様と形は違ったとしても、私はあなた様をお慕い申し上げております。 呟くようにそう言うと、主は一瞬目を見開いて、やがてふわりと微笑んだ。 暁国十四代碧帝。 「崔延(さいえん)様……」